20060213

MAD drunken man.

毎度馬鹿馬鹿しいお話を。帰りの電車での事。指定席の特急に乗ったんだわ。その車両は喫煙車ね、もちろん。まあ、隣が50位の酩酊して泥になってる酔っ払いで、酒クセーなぁ、こっち見てやがんな、なんて思いながら、2~3口吸ったところで、ニット帽の兄ちゃんが「あの~」ってんで来た。「おや、もしや」と思って手元の特急券を確認したら、どうもうっかりしてて、席を間違たらしい。 「あーらら」とか何とか照れ隠しに言いながら本来座るべき一つ後ろの席にサーっと移動して、丁度タバコを吸い終わったあたり。さっきの泥が、やたらキョロキョロしながら俺とニット帽の兄ちゃんを見始めた。どうもこの泥、席を変わったあたりのやり取りを聞いてなかったらしい。そこへきて、自分が酩酊してるもんだから、何がどうなったか判断すらつかない様子。その内にこっちをジーっとみてやがる。こっちもこんなのに絡まれるのは冗談じゃないし、最初が肝心だらか、キッチリ睨みつけてやった。すると今度はニット帽の兄ちゃんの方をみて、何やらブツクサと言い始めた。よく聞くと「チェンジした?」とか言ってるみたいだ。隣に座ってるニット帽の兄ちゃんも、泥のドロドロの呂律が良く聞き取れなかったし、多分鬱陶しいからなんだろう、ガン無視きめこんでやがる。その内に泥が「日本人じゃないの?」とか言い始めた。いやいや、違うぞ泥。お前がウザいからだ泥。泥のやつ、まだ俺達が単に席を変えただけなのが理解できないらしい。もう、腹ぁよじれる程可笑しい。その内に泥が、またこっちをキョロキョロ見やがったから、今度はちょっぴり眉間を演出して睨んでやったら、どうも話が通じない相手と認識したらしい。諦めてニット帽の兄ちゃんに絡みだした。ニット帽の兄ちゃん、根負けしたのか、渋々泥との会話を始めたらしいところで、電車が発車。これでちっとは静かになるだろうと思ったら、この糞泥オヤジ、声がデカイ。それで互いの行き先とかなんとか、偶に「日本人だよね」とか馬鹿な事を言いながら、会話をしてた。3駅くらい過ぎたところで泥が、嫌がるニット帽の兄ちゃんの持ち物であるコンビニ袋をゴソゴソと弄り始めた。半分諦めの入ってたニット帽の兄ちゃん、大人しくされるがままにしていたところ、泥がなにやら唸りはじめて「俺の酒、どうしたんだ」と言い始めやがった。おいこの糞泥。散々迷惑かけといて、なんだその言い草は。そこで間が悪く登場したのが、若い車掌。ニット帽の兄ちゃんが目でHELPを送ったらしく「どうなさいました」と言っちゃったもんだから、さあ大変。泥のターゲットが車掌に。泥が「こいつがさぁ、俺の酒呑んじゃったんだよ」って、有り得ない事言い始めた。周囲に漂うバトルの予感。こりゃ益々面白くなって来た。その後も15分位、なんやかんやと噛み合ってない会話の応酬をしている泥と車掌。ニット帽の兄ちゃんも、さっさと逃げればいいのに、座ったままで動かない。気が付いたらスーっと、停車駅の一つ前の通過駅が車窓を流れて行く。慌てたのが若い車掌。「あの、そろそろ駅なので、扉を開けに戻らないといけないので」って云うが、泥は逃がしゃしない。「なんなんだよ、お前は」って、まだ絡んでやがる。最後のカーブでブレーキがかかり始めた辺りで、堪りかねた車掌が無理やり会話を押し切って、走って行った。そらそうだ。こんな下らない理由で運行を遅らせる訳にはいかない。その必死の背中へ糞泥オヤジ「てめぇなんかさっさと飛び降りて死んじまえ!」。おいおい泥オヤジ、それはこっちの台詞だよ。それではお後が宜しい様で。あと、この糞泥オヤジに、岸和田だんじりの壇尻の様な勢いの罰があたります様に・・・。ニット帽の兄ちゃんに幸あれ。

3 comments:

Anonymous said...

さすがは我が弟子よの

visnu said...

あ、師匠。遅ればせながら、勝手にリンクはってます。

Anonymous said...

こちらからもリンクします