ワールド・オブ・ライズ Body of Lies
2008WB/125min./C.S./SRD
まあ楽しめたかな。面白かった。
スパイ映画が大好きという贔屓目があったかもしれないけれど。
ストーリは冒頭からオチまで、別段目新しい構成では無かった。
ま、その辺はリドリー・スコットなので。
映像表現等々、既にどこかで見た事のあるものだったので、
特に珍しさや驚きというのは無かった。
筋書きが大雑把で強引なのも、まあハリウッド映画だしね。
原作がある事を考えると、多分映画尺にする為の改編だろうね。
この辺りを気にするか否かで、多分映画の印象が大きく変わると思う。
手放しで楽しめたのは役者。
ディカプリオはこれまで観て来たなかで、
時折不自然に演技が大きくなる妙な癖があったけれど、
今回はそれが鼻につく程出てなかった。
リドリーがダメ出ししたのか、加齢による円熟味かは判らないけれど、
「プリオは中年以降で大化けする」と以前から思っていたので嬉しい。
ハニ役のマーク・ストロングが、すこぶる好い。
あの存在感でイギリス英語を使って「ヤバイくらいの切れ者」を好演。
元からの「おいしい役」が、何倍も厚く魅力的になってた。
ラッセル・クロウの腹がやべー事になってて笑った。
「ムカつくアメリカ野郎」っぽさ全開で頑張っててGJ。
あ、そうそう。リドリー・スコットの例の悪趣味は健在。
「おっさん"Sir"が付いてもまんまかよ・・・」と、
半ば呆れ、半ばニヤっとはしますが、グロいもんはグロい。
いい加減に止しなさいっての。
No comments:
Post a Comment