20110702
ゲキ×シネ「薔薇とサムライ」
2011東映/196min/1.88/SRD
毎年恒例の付き合って観た映画というか舞台演劇というか。
いつも通り。
「舞台演劇は演者が一番楽しいから、観てても楽しくない」
というお馴染みの感想。
急に歌い出す度にゾワゾワして鳥肌立つ。
「なぜ歌う?」と、いつも思う。
楽しそうに活き活きと思う存分芝居してらっしゃるけれど、
こっち向いて芝居してないのが判るから、
観ていて引き込まれる事もなく、面白くない。
小ネタや出オチがあれば笑うけれど、それ以上が無い。
今回収穫だったのは、天海祐希が凄いって事を知った事かな。
一連の芝居の区切りで、お客が芝居を受け取るまでの「間」というか、
「溜め」みたいなのを必ず作ってから、次の芝居を始めるのよね。
そんなの当たり前と思うかもしれないけれど、
他の共演者はキャリア関係なく、そんな事する人は居なかった。
全員に共通しているのは「芝居全体のリズムには忠実だな」という事。
天海さんの作る「間」みたいのは無かった。
宝塚出身だからなのかなと思いきや、他の宝塚出身には見られない。
シーンを追って見比べていく内に、
天海祐希というのは、べらぼうな才能なんだという事に気づいた。
格が違うってのは、こういう事なんだろうなぁ。
説明しちゃうと野暮だし、言葉足らず。
しかも素人がモノ言ってるわけだから余計。
感覚を文字に起こすのって難しすぎるわ。
後でツレに聞いたら、天海さんて史上最速のスピード出世したんだってね。
今まで出てる映画を何本か観たけれど見抜けなかった。
まあ、映画じゃ、ああいう「間」はシーンに意図して織り込むけれどさ。
まー、華やかな雰囲気と見た目のイメージに、まんまと騙されてた。
お見逸れ致しやした。
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