Oranges and Sunshine

オレンジと太陽 Oranges and Sunshine
2011UK | Australia／106 min.／2.35／SRD

悪くはなかったけれど、期待したほど面白くなかった。
なんかもったいない。この演出なのか、本なのか。
単に好みの問題なのかもしれないし、その可能性は多分にあるけれどｗ

『隠蔽された孤児の強制移民』という強力なフックがあるのに、
序盤であっさりと流してる感じでドラマに活きてないのが惜しい。
まずこれで一山持ってきて来ていれば、中盤以降の怠さが無かったろうに。
逆に、ここには重きを置きたく無かった意図があったのか知らん。

その中盤以降は移民孤児達の血縁探しをする主人公の労苦をなぞる展開。
危険の迫るシーンや感傷的なシーンなんかもあるんだけれど、
前段の振りが拙かったのでちょっと弱いかな、という印象。
もうちょっとエミリー・ワトソン活かせたんじゃないだろうか。
ヒューゴ・ウィーヴィングは、キャスティングの意図すら不明ｗ


そういやせっかく神保町に出かけたのに、
"ろしあ亭"に寄るのを忘れて軽く凹んだ。
とほほ。