砂漠でサーモン・フィッシング Salmon Fishing in the Yemen
2011/107 min./2.35/SRD
普通。
良くも悪くもラッセ・ハルストレム映画。
ユアン·マクレガーとエミリー·ブラントが、
一生懸命役柄の個性を引き出すんだけれど、
それをラッセ・ハルストレムが自分の感覚にならしちゃう感じ。
まあそれでも仕事は概ね丁寧だし、センスは良いんだけれどさ。
テーマは面白いし、タイトルもキャッチーなんだけれど、
展開がちょっとだるい気がする。
ロマンスの部分が、ストーリー中の比重を大きくし過ぎてて邪魔。
ちょこまか入ってくるコメディ部分だけで十分面白い。
そのおかしなバランスの所為か、鮭の放流シーンが雑。
なんで成魚を輸送してきて放流してんのか意味が判らなかった。
普通、遡上してくることを期待して放流するなら、
稚魚のうちに放流して、その川で成長させるんじゃないの?
詳しい訳じゃないから、よく知らないんだけれど、
あんなに大げさに大騒ぎするほどの話じゃないと思うんだけれど。
イエメンのシーンは、映画撮影ではお馴染みの、
モロッコがロケ地だったそうな。
まあそら今のイエメンは熱いことになってるから、
映画なんか撮れないだろうけれどね。
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