20130303

遺体 明日への十日間

遺体 明日への十日間
2012/105min./?/SRD

この尺「愁嘆」見せられりゃ、感想もへったくれもない。

個人的には時期尚早だと思って。
記録としての映像や活字なら解るけれど、劇化は早いよなぁ。

映画としての良し悪しを云々できないタイミングで、
しれっと、この手を封切られると、
「汚ぇ真似するじゃねーか」
って感想を持っちゃう。
まあ亀山Pあたりが"狙って"やったんかもね。

何を焦って映画化してんだか知らないけれど、
日本人は身近な他人事に対して、そんなに鈍くないと俺は思ってる。
だから"治りかけてるカサブタを引っぺがす真似"に見えた。

題材も題材だし、ノンフィクションであるルポが原作なのだから、
当然なんだけれど、随分気ぃつかって撮ってるなって感じだった。
すこし気になったのは、台詞とシーンの連続性に違和感を感じた。
想像するに、ルポ読んで、ひっかかった台詞の周辺にマーカーして、
それを無理に脚本に落としたんじゃないかな。
わかんないけど。
唐突にその台詞はおかしいだろ、ってシーンがいくつかあった。

役者の芝居は、どこか冷静というか、
エモーショナルにならないようにしているように見えた。
演出意図も、そのような感じなんだろうか。

だからやっぱり、封切る時期なんだろうね、違和感感じてるのは。

No comments: