20131221

永遠の0

永遠の0
2013/144min,/2.35/DolbyDigital

面白かった!

実によく調べてあって、思想心情的にもフェアに描かれていたし、
なにより本の出来が良い。
こういう作品が、今頃になってでないと出てこないのが、日本人として哀しい。

よく錬られた上に、きちんと作り込まれていて好かった。
あの二一型はレプリカだろうか。
搭乗員の表情とか、巴戦やってるところの芝居とか、所作動作などの演出が秀逸。
訓練された兵隊を描くなら、ああでないとという見本みたいだった。
あの辺が雑でイライラする映画が多いからね。

飛行機好きなんだけれど、観てて大満足。
東宝にアミューズと、金持ってる製作の作品は、なんつーか馬力が違うわw
だけど最後のサザンは余計。余韻に水をさす。要らないなあ、あれは。

夏八木さんの姿も、これで見納めかと思うと余計に涙を誘う。
『図書館戦争』の時も思ったけれど、岡田准一って好い芝居するんだね。
好きな役者になりました。V6知らないけれどw
吹石一恵かわいかったわー。

田中泯という方をよく存じ上げなくて『たそがれ清兵衛』で見かけたのが初だと思うんだけれど、
この人の得体の知れない凄味ってのは何なんだろうか。
大御所クラスのベテラン役者みたいだ。

今年最後がこの作品でよかったと思う。

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