かぐや姫の物語
2013東宝/137 min./1.85/Dolby Digital
いや、もう、なんつーか。
コメントのしようがない。
作画は素晴らしいの一言。
これをスクリーンで観られたのは最高に幸福な経験だと思う。
あんな大きな絵、美術館でも簡単には拝めないもの。
で、驚いたのが、脚本と演出の手法が古いこと!
原作を忠実に準えることに神経を使った様子だけれど、
何もドラマの手法まで古典に忠実になる必要もないし、やっちゃダメだろ。
別に「古い」こと自体は否定しないけれど、
はたして、この制作規模でやることなんだろうか。
これだと、今、この作品をスクリーンに掛ける意味が見えてこない。
正しいかどうかは別として、印象としての話だけれど、
この規模で今更『日本昔ばなし』を丁寧に作り直した感じ。
いやいやいや、もっとなんでもできるでしょ!
訳の判らんオリジナル・キャラとか要らないから!
演出過多で最早気持ち悪い動作になってる宮崎作品が嫌いだけれど、
ああじゃないやり方はいくらだってあるだろうに。
なんで本作で、それを見せてくれなかったんだろう。
って、思った。
個人的に、原作は学生の頃、課題やら何やらで何度か深掘りしたことがあるので、
ちょっと作品に対する目が冷静でないかもしれない。
にしても、あるじゃない。もっと。ねえ。
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