20140531

Prisoners

プリズナーズ Prisoners
2013/153 min/1.85/Dolby Digital

結構よかった。面白かった。

歯ごたえのあるサスペンス。
最初予告観たとき、ヒュー・ジャックマンが突っ走るだけの、
「脳筋」サスペンスもどきかと思ってたら、全然違ったw
わりいジャックマンw

子持ちか否かで感想が全く異なると思う。
男女でも、年齢でも感想が全く異なると思う。
近所の自宅へ戻るのに年長者と一緒じゃないと行かせられないという、
そういう住環境を知っているか否かで、感想が変わると思う。
この辺のところ、面白い。

そして、ヒュー・ジャックマンについてる「色」を感じるほど、
彼の作品を観ているか否かでも変わると思う。
ジャン・バルジャンしか知らない人と、
ウルヴァリンから観ている人では、
あの主人公の行動に感じる心象に微妙な差が出るんじゃないだろうか。
このキャスティングは諸刃というかがする。
でも「自分に自信満々な奴の視野狭窄ほど傍迷惑」という役どころは、
なんか彼の持っているものにジャストフィットしてると思うけれどw

このタイトルが良いと思う。
「囚われ人」は、拐かされた娘達だったり、
ポール・ダノ演じるアレックスだったりするんだけれど、
実は、自分を信じて突っ走る主人公というのが、
「上手い!」と思った。

その他、脚本的に面白いところがあったけれど、
いうだけ野暮だから割愛。

カメラが妙に安定してるなと思ってクレジット観たら、
なんとロジャー・ディーキンスじゃないっすか。
そういやオスカーにノミネートされてたような気が。
欲しいアングル、観たいアングルにカメラが来るので、
観てて心地よかった。
『ショーシャンク』以来好きな、名前を覚えている数名の撮監の一人。
この人の画は、観たいアングルや心地よいと思うカット割りに、
「ピタっと吸いつく」感じで撮ってくれるので好き。
単に、感覚的な相性が良いのかもしれないけれど。

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