20140727

渇き。


ストーリーは面白いんだけれど、映画としてはつまらなかった。

バイオレンス描写が幼稚。あれでカッコイイつもりだろうか。
耳元で「ばん!」って大きな音を出して驚かせるようなのは、演出じゃあないと思う。
「クソ!」って連発させてるけれど、ファック!やシット!を真似したんだろねーってのが見えてくる。
デザイン意図を説明できないのはデザイナーの仕事じゃなくて「お絵かき」だからね。
脈絡というものを考えないで、キャッチーなものだけポンポン突っ込んでも痛いだけだと思う。
あれじゃ、せっかくの役所広司が無駄遣い。

原作未読。
これってプチエンジェル事件と八王子のスーパー強殺が元ネタ?
その2つのストーリを繋げるために「刑事」と「女子校生」と「親子」という関係を使ったんだね。
主人公のチョイスとしては平凡だけれど、一番転がしやすいから仕方ないのかな。
「刑事」でなかったら「事件記者」あたりだろうか。
でも2つをつなげたフィクションのアイディアには「上手いことやったな!」って感じがした。

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