20180708

フジコ・ヘミングの時間


ちょっとダルい。

カメラマンあるいは監督の自己満足的なショットが余計。
なんか「こういうの入れておけばいいんでしょ」的な感じがイヤ。
ドキュメンタリーとしてはTVっぽいのが違和感。
この監督、映画の人じゃないんだろうなって感じ。

大月ウルフさんを出した意図が全然判らない。
要らんやろ。

フジコ・ヘミングについては、昔ETV特集の放映後に、
外タレ扱いで妙なブレイクの仕方をしたのを目の当たりにしていたので、
ブレイクに乗っかる人、それを批判する自称クラシック好きな人、
どっちもアホくさく感じて敬遠していた。

今回のドキュメンタリーを通して、初めて接する機会を得た。
「昭和の職人」という感じの人という印象。
もっと、おばあちゃん先生な感じだと勝手に思っていたけれど違ってた。
うまい言い方がわからないけれど、情報量が多いなって思った。
メロディラインが表情豊か。
そう弾いているのではなく、にじみ出てる感じ。
感性豊かだけれど無骨な感じで、テクニカルではないけれど多弁。

この人の感じ方は、結構好き。
酸いも甘いも噛み分けてきて、
どうしてあんなに感性豊かでいられるんだろ。


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