20120114

マイウェイ 12000キロの真実

マイウェイ 12000キロの真実
2011東映/145 min./2.35/SRD

面白くなかった。
東映が噛んでるから大丈夫だろうと思ったんだけれど、
いやはや全く甘かった。

演出が余計な事し過ぎ。尺が無駄過ぎ。

芝居って、台詞と台詞の"間"が重要なのに、
役者が芝居で付けた間を編集でつまんじゃ台無し。
特に日本人の役者が日本語を喋っているシーンでやられるから、
余計に耳について鬱陶しく感じてしまう。

盛り上げにかかるシーンが多過ぎて、
たいした事無いシーンで「そら泣け」とやる。
何度も何度もしつこいってんだ。
余程感性の鈍い奴でも無い限り食傷する。
案の定、クライマックスの頃にはうんざり。

そこへ韓国映画の大好きな過剰なグロ演出。
戦闘シーンのリアリティを追求したと言いたいんだろうが、
上記と相俟ってトータルのバランスが破綻する程に喧しい。

更に言えば、「真実」と副題付けているが、
史実に反する嘘をシレっと織り込んでやがるのが図々しい。

そもそも朝鮮で徴兵が開始されたのは末期だったよな?
と思って帰って調べたら案の定、1944年以降の事。
ノモンハンの国境紛争は1939年だから、
その頃に朝鮮出身の日本兵は居るには居たけど、
400名程度で志願兵のみだってさ。

なんか「日本の漫画のパクリ」だとか。
未読だが"疑惑"じゃなくて"モロ"らしい。
またかよ。

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