チョコレートドーナツ Any day now
2012/98 min/2.35/SRD
さげがとてもよかった。
ああいったシーンでよくあるのは、
悲壮感とクライマックス感を煽るための大げさな演出をしがちだけれど、
それをしないのが素晴らしかった。
例えば、表情の寄りから、ゆっくりとカメラ引いていって、
最後はクレーンでの俯瞰のショットで劇伴の盛り上がりを充ててエンドロール。
みたいなやつ。
恐ろしく古くさいことを臆面もなく堂々とやるんじゃないよと、いつも思う。
で、以下は個人的に。
2人のゲイカップルが、エリック・アイドルとジョン・クリーズに見えちゃって。
シーンの哀しさとか真剣度が上がっていくほど、
なんかやらかすんじゃないかと観ていて面白くなってきちゃった。
アラン・カミングの、発音とか、ゲイっぽい細かい仕草が、
エリック・アイドルそっくりに見えて笑った。
もう片方のギャレット・ディラハントの法律家という設定も、
ジョン・クリーズがよく演じていたお馴染みの設定で、
"Fine."というときや、法律用語をまくし立てる台詞回し、
台詞終わりに意図的におく間なんか特に。
で、二人そろったらモンティ・パイソンに見えてきちゃった、と。
No comments:
Post a Comment