2:30 ウトウト始めたところで看護師が血圧を測定。いまだ高いとのことで点滴が始まる。
人生初の点滴が、寝ぼけた頭の真夜中過ぎ。
5:00 ナースコールの音や、別室の機器の音が耳栓越しに届くので、
まんじりとして眠れないので、トイレに起きる。
7:00 バイタル。まだ血圧高い。
自覚している精神状態は「平らか」というか、落ち着いた心境。
術衣に着替えて加圧ストッキングはく。
ふくらはぎ周囲が47cmのわたしに、Lサイズ(36~42cm)をよこす。
私「小さくないですか?」
看「伸びるから。どうしよう。これしかないし」
私「まあ伸びるなら・・・」
この件、後で軽く後悔する。
7:58 執刀医チームが「チラッ」と様子を見に来る。お互いによろしくお願いしますと挨拶。
主治医と助手と麻酔医と、あともうひとり。誰?
経験豊富な主治医にとっては難易度の低いケースなんだろうか。
素っ気無い感じが逆に頼もしい。
9:25 看護師がお迎えに来る。
9:28 手術室へ向かうエレベータの前で、
看「術後、某大学の学生が術後の様子を見学するけどいいかな?」
私「いまいう、それ?」
看「様子をちょっと見学するだけだから」
私「写真とかヤダ」
看「見学だけ。ちょっとだから」
・・・せっかちナース、今いうかそれ?
9:30 手術室の手前の部屋へ。病室の看護師からオペ看へ引き渡し。
名前、生年月日、自分が今日何の手術を受けるのか、手術歴、麻酔についてなどを聴かれる。
さて、ハラキリショーの始まりザマス。
入室前にメガネを預けるよういわれたので中がボンヤリとしか見えない。
手術台に寝るよういわれる。手術台はポカポカ温かい。
手術室全体に風が循環しているせいか肩口がスースー寒い。
顔の上からビニールのシートで覆われる。多分、感染症対策なんだろう。
麻酔医によって気道の観察で何かを喉の入り口にあてがわれ、嘔吐(えず)いて涙目でむせる。
後で聞いたところ、身体がデカイ(デブ)なので起動の確認を念入りにやったとのこと。
中に呼吸器マスクが入ってくる。
麻「これから点滴に眠くなるお薬が入ってきまーす」
マスクの中に、ちょっと臭いニオイが混じる。
私「なんか臭い・・・」
麻「マスクの方からも出てますよー」
ここまでで記憶終了。
麻酔は、点滴とガス→ガス(オペ中!)→点滴→覚醒 だったそうだ。
12:00? 覚醒。
看「終わりましたよー」
私「いた! いてててて!」
痛みで一発でキッチリ目が覚める。
腹の真ん中に切り傷の痛み。腹の中に異物感。
全身麻酔は覚めてから抜けるまで二日酔いのようだという感想を読んだけれど、私は違ったようだ。
看「病室戻ったら痛み止め点滴しますからね」
手術台からベッドの移される。このクソ重たいのを実に手際よく移し替えてる。
エレベーターで階下の病室へ。
そういやギャラリーがいるんだったと思いだして黙る。
クソ!
病室へ帰還。
私の脇にいる看護師に、廊下の看護師が入室させてよいか聞いている。
彼らを入れる前に目やにと涙あとを拭ってくれと看護師に頼む。
某大の学生数名がに晒される羞恥プレイ。
その間、痛み止めと生食?の点滴が手際よくセットされる。
私「気が紛れるのでTVつけておいてください」
画面を見たら12:43だった。
カテーテルを抜かれる。なにこの残尿感。
以後は、自力で起きてトイレか、尿瓶とのことだった。
おむつプレイ継続中。
腹の中の異物感(ドレーン)が、とにかく痛い。
腹は「腹筋はりきり過ぎた次の日の筋肉痛」のような痛みと、切り傷の痛みがある。
これは痛み止めが効いているらしく術後30分程度で軽減した。
点滴していない方の手は動かせるので、スマホ見たり、TVをザッピングしたり。
17:50 小便に起きる。ドレーンが激痛。
ナースコールして起こしてもらう。おむつを脱がされてトイレへ。
ここでユニットバス付き個室に移っていてラッキーだったと痛感する。
このドレーンの激痛の中、病室の外のトイレまで歩くのは辛い。
22:00 小便。水は飲んでないが点滴で水分入れてるので尿意がくる。
ベッドを起こして、立ち上がって、ションベンして、ベッドへ戻る。
ドレーンで腹の中えぐられてる感じがする。
痛み止めのおかわりをリクエスト。
目を閉じて、ただ時間の経過を待つ。
ベッドサイドモニタの光と音がうざくて眠るに眠れない。
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